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2024/01/25
岡部<5959>、米国とイタリアでの自動車用バッテリー端子製造事業を譲渡
岡部は、米国とイタリアで手がける自動車用バッテリー端子製造事業を譲渡することを決めた。米国にある同事業の持ち株会社ウォーター・グレムリン・ホールディングス, Inc.(イリノイ州)が昨年10月末に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)を申請し、事業売却先について調整していた。譲渡価額は総額で約35億1000万円。譲渡予定日は非公表。
譲渡するのは米持ち株会社傘下のウォーター・グレムリン・カンパニー(WG、ミネソタ州)の自動車用バッテリー端子製造事業と、イタリア子会社であるウォーター・グレムリン・アクイラ・カンパニー S.p.A.(WGA、ロンバルディア州。売上高27億2000万円、営業利益3億5000万円、純資産31億8000万円)の全株式。WGの事業は米WBL Holdなど2社(譲渡価額約1億5000万円)、WGAはイタリアのAccuma(同約33億6000万円)を譲渡先とし、いずれも同業メーカー。
岡部は2005年にWGを子会社化し、2007年にWGを通じてイタリアのアクイラ・ピオンボ(現WGA)を傘下に収めた。WGは近年、赤字が続くなど業績が悪化していたほか、ミネソタ州にある同社工場の周辺住民から、基準値を超えたトリクロロエチレン(有害大気汚染物質の一つ)の排出が原因で損害を被ったとして、賠償を求める多数の訴訟が提起されていた。
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